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高度外国人材の高度専門職1号(ロ)とは?制度の概要と取得条件について解説

日本には高度外国人材の受入れを促進するために、「高度人材ポイント制」という制度があります。
「学歴」「年収」「職歴」などの項目においてポイントを算定し、一定のポイントを取得した外国人を対象として、在日を受入れる優遇措置を講じているのです。

「高度人材ポイント制」により必要なポイントを取得した外国人に対し、在留資格「高度専門職」が与えられ、在日中の活動により以下の4つに分類されます。

  1. 高度専門職1号(イ)
  2. 高度専門職1号(ロ)
  3. 高度専門職1号(ハ)
  4. 高度専門職2号

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高度専門職1号(ロ)とは

高度専門職1号(ロ)とは

高度専門職1号(ロ)とは、自然科学系または人文科学の分野において知識やスキルを用いた仕事を行う外国人に対して与えられる在留資格です。
具体的な職種としては、システムエンジニアやプログラマーなどが該当します。

高度専門職1号イロハの違い

高度専門職1号(イ)(ロ)(ハ)は、それぞれ日本での活動内容が異なります。

在留資格 活動内容
高度専門職1号(イ) 研究、研究の指導または教育をする活動
高度専門職1号(ロ) 自然科学または人文科学の分野に属する知識または技術を要する業務に従事する活動
高度専門職1号(ハ) 事業の経営または管理に従事する活動

このように、高度専門職1号の在留資格には、活動内容によって3つの区分があることがわかります。

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高度専門職1号(ロ)の取得条件

高度専門職1号(ロ)の在留資格を取得するためには、いくつかの条件を満たす必要があります。
活動内容が当てはまっていることと、ポイントが70点以上取得できていることが、在留資格取得の必須条件となっているのです。

在留資格を申請する際に、この2点について証明する資料を提出しなければなりません。

活動内容

先述したように、高度専門職1号(ロ)では、自然科学系または人文科学の分野において知識やスキルを用いた仕事を行うことが求められます。
ITエンジニアやプログラマー、経営コンサルタントなど、高度な専門性を必要とする職種が対象になるでしょう。

70点以上のポイント取得

高度人材ポイント制では、主に「年収」「学歴」「職歴」「年齢」の4つの項目に基づいてポイントが計算されます。
例えば「学歴」については修士号取得者には20点、博士号取得者には30点が付与されるなど、それぞれの条件に合わせてポイントが決められているのです。

規定の項目以外にも、国家資格の保有や研究実績などもボーナスとして点数が加算されることがあります。

なお、基本的には合計ポイント数が70点以上であれば要件を満たしますが、年収に関しては最低でも300万円以上であることが必須条件となっています。

在留資格「高度専門職1号」の取得条件を確認しよう

高度専門職1号(イ)(ロ)(ハ)は、いずれも高度な専門性を持つ外国人材の受入れを目的とした在留資格です。
高度専門職1号(ロ)を取得するには、自然科学系・人文科学系の専門的な仕事への従事と、高度人材ポイントで70点以上の取得が必要となります。

年収要件など各項目の基準をクリアし、申請時に必要書類を揃えることで、この在留資格の取得が可能になります。
高度専門職1号(ロ)の取得をめざす外国人の方は、制度の概要と取得条件をしっかりと把握しておきましょう。

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