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特定技能外国人に健康診断は必要?診断項目や注意点を紹介

近年、特定技能外国人の受け入れが増加しています。
特定技能外国人を雇用する際には、健康診断の実施が必要不可欠です。
健康診断は、特定技能外国人の健康状態を把握し、安全に働ける環境を整えるために、重要な役割を果たします。

本記事では、特定技能外国人の健康診断について、受診が必要な理由や診断項目、注意点などを詳しく解説していきます。
特定技能外国人の受け入れを検討している企業の方は、ぜひ参考にしてください。

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特定技能外国人に健康診断は必要?

特定技能外国人に健康診断は必要?

特定技能外国人を受け入れる際には、健康診断の受診が必須です。

特定技能外国人として働くためには、健康であることが求められると運用要領に明記されています。
申請書類として健康診断の個人票や受診者の申告表などの提出が求められるため、必ず健康診断を受けさせなければなりません。

健康診断の実施は、特定技能外国人の健康状態を把握し、安全に働ける環境を整えるために重要な役割を果たします。

特定技能外国人の健康診断についての基本情報

特定技能外国人の健康診断には、いくつかの基本情報があります。
受診項目や費用、受ける場所、タイミングなどを、詳しく見ていきましょう。

受診項目

特定技能外国人の健康診断では、以下の項目について検査を行います。

  • 身長
  • 体重
  • 胸囲
  • 視力
  • 聴力
  • 結核など
  • 血圧
  • 貧血検査
  • 肝機能検査
  • 血中脂質検査
  • 尿検査
  • 心電図検査
  • その他の検査

これらの項目について健康診断を実施し、個人の健康状態を総合的に把握することが重要です。
検査結果に基づいて、必要な対応や配慮を行うことで、特定技能外国人が安心して働ける環境を整えることができます。

費用と負担者

特定技能外国人の健康診断にかかる費用は、おおむね1万円程度です。
この費用は、受け入れ企業側が負担する必要があります。

健康診断の結果によっては、特定技能外国人に対して必要なサポートや配慮を行うことも企業の大切な役割です。
予算を計画的に分配して健康診断の費用も用意し、外国人労働者の健康と安全を守るための投資としましょう。

受ける場所

特定技能外国人が健康診断を受ける場所は、居住している国や地域によって異なります。

日本国内に住んでいる特定技能外国人の場合は日本の病院やクリニック、海外に居住している場合は現地の病院で検査を受ける必要があります。

すべての検査項目を受けるためには、大規模な医療機関を利用することが求められるケースも多いでしょう。
居住地域や国によって、予約の取りやすさや医療機関の規模に違いがあるため、計画的に健康診断を受ける手配を進めることが大切です。

タイミング

健康診断を受けるタイミングも、特定技能外国人の居住地によって異なります。
日本国内に住んでいる場合は、申請日から遡って1年以内の健康診断の結果が必要です。
一方、国外に在住している場合は、3ヵ月以内の健康診断の結果が求められます。

特定技能外国人の受け入れを検討している企業は、健康診断のスケジュールを適切に管理し、必要な手続きを滞りなく進めましょう。

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特定技能の健康診断に関する書類について

特定技能外国人の健康診断では、いくつかの書類の準備が必要です。
ここでは、健康診断個人票と受診者の申告書について詳しく解説します。

健康診断個人票

健康診断個人票は、特定技能外国人の健康診断に関する重要な書類の一つです。
出入国在留管理庁が提示している書式例を使用するのが便利でしょう。

健康診断個人票の一番下には、検査を行った医師の署名が必要となります。
医師の署名がない場合は、書類として不備があるとみなされる可能性があるため、漏れのないように注意しましょう。

受診者の申告書

受診者の申告書は、通院歴や手術歴などに嘘偽りがないことを申告し、健康診断を受けたことを証明する書類です。

健康診断のあとに作成し、作成年月日と申請人の署名を記入する必要があります。
受診者の申告書を健康診断の結果とともに提出することで、特定技能外国人の健康状態を正確に伝えることができます。

企業が知っておきたい特定技能外国人の健康診断についての注意点

特定技能外国人の健康診断を実施する際には、いくつかの注意点があります。
ここでは、書類の言語や健康診断の有効期限、追加検査の可能性などについて解説します。

書類は外国人でもわかる言語で作成する

健康診断個人票と受診者の申告書は、外国人でも理解できる言語で作成する必要があります。
つまり、日本語版と外国語版の両方を準備しなければなりません。

書類の提出に際しては、日本語版と外国語版の両方が求められるため、漏れのないように準備を進めましょう。
特定技能外国人が母国語で内容を確認できるようにすることで、健康診断の目的や重要性を正しく伝えることができます。

健康診断の結果には有効期限がある

特定技能外国人の健康診断の結果には、1年間の有効期限があります。
健康診断を早めに受けすぎてしまうと、有効期限が切れてしまう可能性があるため注意が必要です。

申請のタイミングに合わせて、適切な時期に健康診断を受けられるように、スケジュール管理を行いましょう。
有効期限内の健康診断の結果を提出することで、円滑に手続きを進めることができます。

診断結果によっては別途検査が必要なことも

健康診断の結果によっては、追加の検査が必要となる場合があります。
健康状態に問題がある場合、特定技能の在留資格が認められないこともあるため注意が必要です。

また、健康状態を理由に長期的な就業が困難になる可能性もあります。
事前に健康診断の結果を確認し、日本での就労ができない可能性について特定技能外国人に対しても伝えておくことが重要です。

健康状態に不安がある場合は、追加の検査を行い、適切な対応を取ることで、特定技能外国人の健康と安全を守ることができます。

特定技能外国人にも健康診断は必須

特定技能外国人の受け入れには、健康診断の実施が必須です。
健康診断では、身長や体重、視力、聴力、血圧など、さまざまな項目について検査を行います。

健康診断の費用は受け入れ企業が負担し、日本国内や海外の医療機関で受診します。
受診のタイミングは居住地によって異なりますが、健康診断の結果には有効期限があるため注意が必要です。

健康診断の結果によっては、追加の検査が求められる場合もあります。
特定技能外国人の健康状態に問題がある場合、在留資格が認められないこともあるため、事前の確認が大切です。

企業は、特定技能外国人の健康と安全を守るために、適切に健康診断を実施し、必要な対応を取ることが求められます。
健康診断は特定技能外国人の受け入れに欠かせない手続きであり、円滑な就労のために重要な役割を果たします。

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執筆者について

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