
台湾は日本の南に位置する島国であり、日本と歴史的にも文化的にも深いつながりがある国です。
日本企業で活躍する台湾人の姿も、よく見られるようになりました。
今回は台湾人の特徴や性格について見ていくとともに、台湾人を採用する際のポイントについて紹介します。
目次
国風から見る台湾人の特徴
台湾は東アジアに位置する島国で、人口は2024年1月時点で約2,342万人です。
言語は、中国語・台湾語・客家語などが使われています。
主要産業はIT・電子機器で、台湾の企業は日本企業との取引も盛んです。
また、日本との関係も良好で、台湾人の対日感情は非常に良いことで知られています。
台湾人の性格
日本人と比べると、台湾人の性格にはどのような特徴があるのでしょうか。
台湾人の一般的な性格について見ていきましょう。
明るくておおらか
台湾人は、総じて明るく陽気な性格をしています。
初対面の人にも気さくに話しかけ、すぐに打ち解けることができます。
些細なことはあまり気にせず、おおらかに構えているのが特徴です。
南国気質なのか、時間の管理に関してもルーズな面が見られ、遅刻をしてもさほど気にしない傾向にあります。
困っている人を放っておけない
台湾人は、思いやりと優しさにあふれた国民性を持っています。
困っている人を見かけると、それが知らない人であっても、外国人であっても、見過ごすことができません。
道に迷っている観光客に道案内をしたり、荷物を持ってあげたりと、自ら進んで助けの手を差し伸べる姿勢が見られます。
真面目で仕事が早い
仕事においては、真面目な性格が目立ちます。
与えられた仕事は積極的にこなし、効率を重視して早く終わらせる傾向にあります。
ただし、スピードを重視するあまり、慎重さに欠ける部分があるのも事実です。
抜けや漏れが起こることもあるため、日本人と比べるとやや不注意なところがあるといえるでしょう。
文化から見る台湾人の特徴
台湾の文化的背景から見た場合、台湾人にはどのような特徴があるのでしょうか。
台湾は長い歴史のなかで、さまざまな文化の影響を受けてきました。
ここでは、文化から見る台湾人の特徴について紹介します。
柔軟性がある
台湾は、歴史的にさまざまな文化の影響を受けてきました。
そのため、台湾人は他国の文化を柔軟に受け入れる素地があります。
他人の目をあまり気にせず、自分のスタイルを貫く傾向が強いのも特徴です。
一方、日本人は「空気を読む」ことを重視し、周りに合わせる傾向が強いといえます。
個人ワークの意識が強い
台湾の企業文化では、自分の役割と権限が明確に定められており、個人のパフォーマンスが重視される傾向にあります。
そのため、担当外の仕事を頼まれることを嫌う傾向があり、報告・連絡・相談をする意識が薄いのが特徴です。
自分の仕事以外のことにはあまり関心を示さない面もあるため、注意が必要です。
転職を恐れない
台湾では、転職を繰り返してスキルアップをめざすことが一般的です。
これには、拠出型の退職金制度や採用コストの安さなど、終身雇用を前提としない社会的な背景が関係しています。
生涯の転職回数が多いのが特徴で、台湾人にとって転職はポジティブなものととらえられています。
残業に良いイメージを持っていない
台湾人のなかには、過度な残業を理由に転職する人も少なくありません。
プライベートの時間を大切にする傾向が強く、仕事とプライベートのバランスを重視する人が多いのが特徴です。
就職活動の際にも、残業の多さを確認するほどです。
残業が多いと聞くと、良い印象を持たれないことが多い傾向にあります。
台湾人が日本で働く理由
では、なぜ多くの台湾人が日本で働くことを選ぶのでしょうか。
主な理由について見ていきましょう。
親日家が多い
台湾人の多くは親日家であり、日本に対して良いイメージを持っている人が多数です。
これは、歴史的にも経済的にも文化的にも、日本と深いつながりがあることが背景にあります。
日本のアニメやドラマ、音楽なども人気が高く、日本文化への関心が強いことがうかがえます。
趣味や関心の延長で日本で働きたいと考える人も多いのです。
地理的に距離が近い
台湾から日本までは地理的に非常に近く、アクセスが良好です。
一番近い沖縄までは約1時間半、北海道でも約4時間で到着します。
直行便も多く運航されているため、一時帰国や家族・友人の来日も簡単にできるのが魅力です。
日本は台湾から行きやすい先進国として認識されているのです。
そのため、日本で働くことに憧れを抱く若者も多く、大学で日本語を学ぶ学生が増えています。
台湾人を会社で採用する際にするべき留意点
台湾人を採用する際には、文化の違いを理解し、適切に対応することが求められます。
採用時に留意すべき点を見ていきましょう。
文化の違いを否定しない
台湾では昼寝をすることが当たり前とされており、家族を何より大切にする文化があります。
また、挨拶は握手で行うなど、ビジネスマナーも日本とは異なります。
こうした文化の違いを否定せず、柔軟に受け入れる姿勢が必要です。
相手の文化を尊重し、理解しようと努めることが大切になるでしょう。
人前で叱責しない
台湾人は面子を非常に大切にする文化を持っています。
そのため、人前で叱責されると、恥をかかされたと感じ、仕事へのモチベーションが大きく下がることがあります。
また、ミスを指摘された程度でも、仕事の質が低下してしまうことがあるので注意が必要です。
注意する際は、人目につかない場所で優しく指導するようにしましょう。
仕事のきまりを細かく伝える
台湾人は即断即決する傾向が強く、計画性や応用力に乏しい面があります。
そのため、仕事のルールや手順、期日などを細かく伝えることが重要です。
特に、日本企業特有の「報告・連絡・相談」の重要性については、丁寧に教える必要があります。
また、仕事の進め方を具体的に指導することが求められます。
台湾人の特徴や性格を十分に理解して採用しよう
台湾人は明るく陽気で思いやりがあり、仕事熱心な国民性を持っています。
一方で、個人主義的な傾向が強く、プライベートを重視する特徴もあります。
こうした台湾人の性格や文化的背景をよく理解したうえで、採用活動を行うことが重要です。
台湾人の長所を生かしつつ、短所をカバーできるような環境を整えることが、台湾人材の活用には欠かせません。
文化の違いを受け入れ、適切なコミュニケーションを図ることで、台湾人社員の力を最大限に引き出していきましょう。